私は2020年に自己破産の免責許可が確定し、今年で6年が経ちました。
自己破産を考えていた当時、
「会社や家族にバレるんじゃないか?」
ということが、とても不安でした。
特に会社には絶対に知られたくなくて、ネットで何度も調べていたのを今でも覚えています。
この記事では、実際に自己破産を経験した私が、会社や家族にバレたのか、当時感じていたことも含めてお話しします。
私は自己破産で会社や家族にバレたのか【結論】

結論からお伝えすると、私の場合、会社には一切バレませんでした。
会社へ「自己破産の手続きが開始されました」「○○さんの自己破産手続きが決定しました」といった電話連絡をされたり、書面が送られたりすることもありませんでした。
私の場合は、自分から会社に話すこともなかったため、最後まで知られることなく手続きを終えています。
家族については、以前から借金返済の話をしていたこともあり、私から自己破産することを打ち明けました。
当時は一人暮らしをしていたこともあり、もし自分から話していなければ、家族にも知られずに手続きを終えていた可能性は高かったと思います。
友達にも自己破産したことは話していないため、知られていません。
家族には自分から伝えましたが、当時は「友達や会社には絶対にバレたくない」という気持ちがとても強かったです。
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一番怖かったのは「会社にバレること」でした

手続きを始めた頃は、会社へ出勤するたびに、
「バレてないよね?」
「本当に会社に知られずに最後まで手続きを進められるのかな?」
と毎日のように不安になっていました。
もし会社にバレたら、
「クビになるのかな」
「会社からの印象も悪くなるよな」
「今後、再就職する時にも影響するんじゃないか」
そんなことばかり考えていて、会社に知られたら正直終わりだくらいに思っていました。
当時は今ほどAIも普及していなかったので、ネットでいろいろなブログ記事を読んでいました。
ですが、「実際に自己破産した人が会社にバレたのか、バレなかったのか」という体験談は、なかなか見つけられなかったのを覚えています。
もし手続きを始める前に、今の自分のような体験談を読むことができていたら、もう少し早く決断できていたかもしれません。
実際に手続きをして感じたこと

- 弁護士から説明を受けて少し安心できた
契約前の相談の段階で、
「家族や会社にバレることはあるのでしょうか?」
と弁護士さんに尋ねました。
私の場合は同時廃止で、一人暮らしだったことなどもあり、会社や家族に知られずに手続きを進められる可能性は高いと説明を受けました。
それを聞いて、かなり安心したのを覚えています。
- 郵便物もすべて自宅に届いた
私は当時一人暮らしだったため、法律事務所からの郵便物が実家へ届くこともありませんでした。
事務所からの書類はすべて自宅で受け取っていました。
また、私の場合は同時廃止だったため、管財事件のように破産管財人へ郵便物が転送されることもありませんでした。
- 管財事件の場合は郵便物に注意が必要
一方、管財事件では、破産手続開始決定後、破産者宛ての郵便物が破産管財人へ転送される場合があります。
破産管財人が郵便物を確認するのは、申告されていない財産や債権者などがないかを調査する目的があります。
そのため、同居している家族がいる場合などは、普段と郵便物の届き方が変わることで気づかれる可能性もあると思います。
※管財事件とは、一定の財産がある場合や、免責について詳しい調査が必要と判断された場合などに行われる手続きです。
ただ、同時廃止であっても管財事件であっても「絶対に誰にもバレない」と言い切ることはできません。
生活状況や勤務先との関係、借入先などによっても変わるからです。
私の場合は、一人暮らしで、勤務先からの借入もなく、仕事も資格制限の影響を受ける職種ではなかったことなどから、会社に知られる可能性が低い状況だったのだと思います。
自己破産が周囲に知られる可能性について
私自身の経験や、手続きをする中で知ったことをまとめると、次のようになります。
同時廃止の場合
同居している家族がいる場合、家計状況を確認するために同居家族に関する資料の提出が必要になるケースがあります。
そのため、書類を準備する過程で自己破産について話す必要が出てくる可能性があります。
また、法律事務所から自宅へ届く郵便物を家族が目にして気づくケースも考えられます。
家族に知られたくない場合は、郵便物の送り方などについて契約前に法律事務所へ相談しておくと安心だと思います。
管財事件の場合
管財事件では、破産者宛ての郵便物が破産管財人へ転送される場合があります。
また、財産について詳しい調査が行われるため、同居家族がいる場合には、状況によって家族の協力が必要になることもあります。
そのため、私が経験した同時廃止と比べると、家族に知られる可能性が高くなるケースもあると思います。
会社に知られる可能性があるケース
通常、自己破産したことが勤務先へ自動的に通知されるわけではありません。
ただし、例えば次のような場合には、勤務先に知られる可能性があります。
- 勤務先から借金(社内融資など)をしていて、勤務先が債権者になっている
- 給与の差押えを受けている
- 破産手続中に一定の資格・職業制限の影響を受ける仕事をしている
このあたりは一人ひとり状況が違うので、「自分の場合は会社や家族に知られる可能性があるのか」を、相談時に弁護士へ確認しておくのが一番確実だと思います。
家族にはどうだったのか

最初にお話ししたとおり、私は手続きを始める前に、家族へ自分から自己破産することを伝えました。
伝えるのは本当に怖かったです。
「こんな娘に育てた覚えはないと言われて、もう口も聞いてもらえないんじゃないか」
「縁を切られるんじゃないか」
そんなことまで考えていました。
それでも、これまでのことを反省して、ここから前に進んでいきたいという気持ちを正直に話しました。
すると家族は、
「自己破産と聞くとイメージは悪いかもしれないけれど、『再出発をする』ということだと思うから反対はしない。自分で決めたことなら背中を押すよ」
と言ってくれました。
その言葉を聞いた時のことは、今でも覚えています。
今までたくさんの迷惑や心配をかけてきた分、これからは家族への謝罪と感謝の気持ちを、言葉だけではなく今後の行動で示していこう。
そう決意しました。
これから自己破産を考えている人へ

自己破産をする前の自分に今声をかけるとしたら、
「そんなに一人で抱え込まなくても大丈夫だよ。まずは話を聞いてもらってもいいんだよ」
と伝えたいです。
当時の私は、
「会社にバレたらどうしよう」
「家族や友達にも知られてしまうんじゃないか」
ということが本当に怖くて、なかなか一歩を踏み出せませんでした。
ネットで何度調べても、「本当にバレないのかな」「自分の場合はどうなんだろう」という不安は消えませんでした。
ですが、実際に弁護士さんへ相談し、自分の場合は家族や会社に知られる可能性がどのくらいあるのか説明を受けたことで、不安はかなり軽くなりました。
今もし「バレるのが怖い」という理由で一人で悩んでいる方がいたら、ネットの情報だけで「きっとバレる」と決めつけなくてもいいと伝えたいです。
状況は一人ひとり違うからこそ、まずは自分の場合はどうなのかを相談して確認してみることが大切だと思います。
この記事が、当時の私と同じように悩んでいる方の、不安を少しでも軽くするきっかけになれば嬉しいです。
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